浜津の家

島の西側の浜津集落に、家を借りることになりました。念願の畑つきです。決まった翌日から3週間ほど留守にしていたので、その間にブレットが要らないものもひとまとめにし、畳や床板を剥がし、シロアリ撲滅作戦を開始。

その昔は具服や洋服を売っていたというこの家、とにかく広い。店部分だったと見られる部分は4畳半がみっつ、6畳間がひとつ、台所の続きに6畳ほどの合板フローリングスペースがあり、台所の脇には昔ながらの筒状の釜の五右衛門風呂。これは穴が空いていて補修不可能なので、半土間の調理/加工スペースにできたら、と夢を膨らませます。ドアの壊れたトイレ前の階段から二階に上がると、船底天井といいますか、アーチを描いた天井を持つ部屋があります。4畳くらいですが、立派な松の梁や大きな窓が居心地の良さそうな空間を作っています。その奥はだだっ広く隙間だらけの屋根裏物置。ここから50年前の新品ジャケットが山ほど出てきました。手回しのかき氷器も出てきました。

台所、奥に五右衛門風呂
台所、奥に五右衛門風呂
二階
二階

家の向こう半分は建て増しした住居部分らしく、6畳がふたつに縁側。こちらには比較的新式の薪風呂があります。ただし大きな傷あり、使えることを願って補修を試みます。そしてこの建て増し部分は、瓦がずれて雨が相当入っていた模様。天井板はべろべろ、畳は一部がすっかり腐って原型をとどめていませんでした。というわけでこの部屋は「腐れ畳の間」と呼ばれています。天井板は取り払い、屋根にブルーシートをかけ、汚名返上の日を待ちます。

台所の床のビニール版とベニヤをはがすと、それなりの床が出てきました
台所の床のビニール版とベニヤをはがすと、それなりの床が出てきました

そして家の前から横にかけて広がる畑スペース。これが結構決め手でした。広すぎるとか、シロアリがいるとか、「出る」とか(わたしはこの手の話にとても弱い)、不安な点も数多い家ですが、これだけ目の前に畑がある家はそうそうないのが小値賀です。

家の管理をしている清掃社の方々がトラック何台分もの要らないものを一気に運び出してくれて、修理と掃除は本番を迎えています。シロアリシーズンに梅雨、憂いの多い季節を乗り越えて、夏には縁側で畑を眺めつつ手回しかき氷を食べるのです。

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